
A Pioneer of Danish Modernism
デンマークにおける機能主義建築の先駆者として、ラウリッツェンは数々の著名な建築を手がけました。代表作には、ノーレブロ劇場(Nørrebro Teater/1931–32)、デパート「デールス・ヴァーレフス」(Daells Varehus/1928–35)、国営放送局本社「ラジオハウス(Radiohuset/1936–41)」、そしてコペンハーゲン郊外カストラップに建設された空港初の旅客ターミナル(1937–39)などがあります。 このほかにも、彼は生涯を通じて多くの重要な建築を残しました。

A Collaboration with Louis Poulsen
ラウリッツェンは、建築における光の役割に深い関心を抱いていました。そのため、照明のデザインにも積極的に関与し、プロジェクトごとにルイスポールセンと密接に連携して製品を開発しました。建築空間に自然な光を取り込むことを追求した彼の姿勢は、ルイスポールセンの光に対する哲学と通じ合うものでした。
代表的な照明デザインには、「VL38」「VL45」「VL リングクラウン」などがあり、いずれも当初は特定のプロジェクトのためにデザインされましたが、今日では時代を超えて愛される照明として世界中で使用されています。