Louis Poulsen HQ & Showroom — Copenhagen, Denmark

ルイスポールセンの照明アドバイザーであるAnders Straarup Jensenは次のように述べています。

この物件は指定されているため、建築物と各部屋の機能をまとめて高めるような照明を作り出すために、建物について深く理解し、それを尊重することが必要でした。この場合では、従業員や訪問者にとって快適で効率的な照明を生み出すことが最も重要です。

部屋と床は全てさまざまな方法で照明されていますが、すべてに共通するのは、機能に焦点を当てているという点です。それによって、落ち着いた黒、白、グレーなど、照明器具の形につながりが生まれます。

研究では、私たちの体と心は周囲の照明の変化に対して自然に反応することが示されています。より高い色温度と明るい光にさらされているとき、私たちはさらに覚醒して機敏になります。しかし、私たちにとって高い色温度を持つ環境で1日の労働時間を過ごすことは良いことではありません。そのため、ルイスポールセンは、2700から5700ケルビンまでの範囲の色温度スペクトルに対応する、調整式ケルビンの照明器具を設置しました。これによって、日中は輝度（ルクス）も変えられるようにしながら、朝から夕方までは日光をシミュレートすることが可能になりました。