2018年3月にドイツのフランクフルトで開催される世界最大の照明展示会「Light + Building」において、ルイスポールセンは光がつくりだすスカンディナヴィアならではのアーバン・スペースに、みなさまをお招きします。有名なヘニング・ラーセン建築設計事務所デザインしたフルスケールの都市モデルのなかで、建築の大切な要素としての光が、どのようにひとびとの経験を向上させるかを、提示します。
このスペースには、ルイスポールセンの最新の屋内および屋外照明が展示されます。新製品には、ヘニング・ラーセン事務所みずからがデザインした街路照明「LPカプセル」や、斬新な「リプルズ」、「LPスリムラウンド」の他、今秋新たに発売されるエキサイティングな照明が含まれます。“人、光、リズム”と名付けられたブースデザインは、街の公園、街路、住宅やワークスペースまで、さまざまな都市環境における光の役割を追求するものです。
光と空間の革新的関係を生みだすことで知られるヘニング・ラーセン事務所は、来場者を都市の光に惹きつける魅力的手法を考えました。ミニシティを通り抜ける光の流れは、立方体の建物の壁に使用した孔の開いたパンチングメタルで制御されます。光は開口部や地面を自由に通り抜け、周囲の境界を変化させ、夜間の都市の窓あかりのようなダイナミックな効果を模すことで、光が日常経験にどう作用するかを感じ取るよう、来場者に促します。
デンマーク・デザインを代表する2つの個性が、人、光、 リズムという価値観を共有し、新しい照明への取り組みに挑戦します。先見的な照明デザイナー、ポール・ヘニングゼンの独創的な作品とともにその評価を確立したルイスポールセン。同じく、光を建築のエッセンスとして使用することで知られる伝説的デンマーク人建築家、ヘニング・ラーセンが設立した、ヘニング・ラーセン設計事務所。
ルイスポールセンの照明フィロソフィーに賛同して今回のブース設計を担当した、ヘニング・ラーセンのプロジェクトマネージャー、シーニュ・ブロムキスト氏は次のように言います。「わたしたちの建築プロセスは、いかにして部屋と空間を光でかたちづくるか、という問いに根ざしています。自然光が人々の幸福感に大きな影響を与えることを、わたしたちは熟知しています。自然光はわたしたちのデザインの要なのです。」
北欧の両者が共有する、美しさとデザインのフィロソフィーは、理想的アーバン・スペースのビジョンをつくりだす過程でも役立ちました。ルイスポールセンの CEO、ソーレン・ミュギン・エスキルドセンは以下のように述べます。「ルイスポールセンとヘニング・ラーセンの作品はともに、形態は機能に従うべき、という哲学に根ざしています。そしてわたしたちのすべてのデザイン要素には、スカンディナヴィアのシンプルさを刻印されています。よく考え抜かれた光と照明が、人々の生活をどのように向上させるのか、来場者のみなさまに経験していただくのをわたしたちは楽しみにしています。」
“人、光、リズム”をテーマとするルイスポールセン・ブースは、光がわたしたちの周囲環境と雰囲気をどこまでかたちづくることが可能かを提示し、安心感を生む公共スペースのあり方を示し、より良い生活とワークスペースへの配慮を提案します。
アーバン・スペースのどこでも人々が快適さを感じるようにする光のソリューションの提供が、今回の展示の最終目標です。
ルイスポールセンは“人、光、リズム”をテーマに2つの場所で展示します。
メインブース: ホール1.2 スタンドD30
光のアーバン・スペースに幅広い製品群を展示。
サテライトブース: ホール5.0 スタンドB90
新しい街路灯デザインをハイライトします。
サラ・スティーブンス (Sarah Lærke Stevens, Louis Poulsen A/S) sls@louispoulsen.dk Tel: +45 4123 79 03
1874年に創業したデンマークの照明器具メーカー、ルイスポールセンは、デザインと光の両方を追求した製品を作り続けています。デザインのすべてのディテールが役割を持っており、すべてのデザインは光に始まり、光に終わります。ルイスポールセンは、住宅、建築、ランドスケープのための、屋内と屋外両方の照明ソリューションを世界中で提供しています。ポール・ヘニングセン、アーネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン、オイヴィン・スロット、アルフレッド・ホーマン、佐藤オオキ、ガムフラテーシといったデザイナーやアーキテクトとの密接なパートナーシップによって、ルイスポールセンは世界の照明のトップ・ブランドのひとつとしての地位を築き、コペンハーゲン、ストックホルム、マイアミ、オスロ、ロサンゼルス、東京、デュッセルドルフにショールームを置き、グローバルな事業を行っています。
へニング・ラーセン建築設計事務所は、スカンディナヴィアの伝統建築がもつ美意識、社会性、知性を受け継いで世界各国で活躍する事務所です。伝説的建築家、へニング・ラーセンにより1959年に設立され、今では北欧建築の精神を世界中に広める国際色豊かなデザイン事務所に成長しました。コペンハーゲンに本社を置き、世界各国の現地法人を通してグローバルかつローカルにプロジェクトを展開しています。
へニング・ラーセン事務所は、街や都市空間、建築からインテリアデザインやまで、あらゆる物理的環境を進歩的なデザイン・ソリューションによってつくりだし、変化させています。人、自然光、空間によって定義される環境に取り組むヘニング・ラーセン事務所は、常に人間中心のデザインを心がけ、建築素材や建設面においても、コミュニティに寄与する快適な空間づくりにおいても、環境に優しくエネルギー効率の高いソリューションを生みだしています。
2018年3月