2020年、ルイスポールセンはBIGアイディアズとのコラボレーションによる照明シリーズ、「カイレン」を発売します。
機能的な光と抑制のきいたフォルムが特徴で、今後もウォールランプやフロアランプなど、包括的ファミリーに拡張する可能性を秘めています。
集団BIGの、テクノロジー主導のスペシャリストによるプロダクト部⾨です。カイレンは“ コーン” を意味するデンマーク語(Keglen)です。
「カイレン」シリーズは、Ø175、Ø250、Ø400、Ø650mmの4サイズで展開するペンダント。シェードの中に曲⾯成形した乳⽩ポリカーボネート製カバー(ディフューザー)を持ち、⼤きさに合わ
せて美しい拡散光を広げます。
BIGアイディアズの共同経営者ヤコブ・ランゲは、このランプの特徴は、⾃然の凝集⼒によってできる⽔滴を再現した、シェードの下にあるオーガニックなフォルムだと⾔います。独特なコーン型シェードがグレアのない下向きの光で下⽅の物を魅⼒的に照らしますが、豊富なバリエーションを⾃在に組み合わせれば、レストランや会議室など、あらゆるインテリアで多様なコーディネーションが可能です。ペンダントは1点だけでも美しく、住宅の空間でもシンプルで親密感を⽣む光としても機能します。ランプにはすべてシェードの上に開⼝部があり、わずかな光が上⽅をやさしく照らして、コードのシルエットを浮かび上がらせるようになっています。
この新しいランプシリーズは、ルイスポールセンとBIG アイディアズの初コラボレーションとなった「ティルピッツペンダント」をさらに発展させたものです。ティルピッツペンダントは、デンマークのブローヴァンドにあるティルピッツ博物館を2017年にBIG が設計した時にデザインされました。カイレンにはLED光源が組み込まれ、ブラックとホワイトの2⾊で展開します。
BIGアイディアズについて
建築設計集団BIGのプロダクト部⾨として、テクノロジー主導の専⾨性の⾼い製品を⽣みだしているBIGアイディアズは、建築家ヤコブ・ランゲが率いており、BIGが使う照明のほか、BIGのデザイン、建築、アイディアを⽀えるデジタルプロジェクトを⼿掛
けています。BIGアイディアは、建物環境への影響を⾼めることを⽬的に設⽴されました。
ビヤーケ・インゲルス・グループ(BIG)は2005年に建築家のビヤーケ・インゲルスによって設⽴されました。インゲルスは、建築とは⼈が理想とする⽣きかたに沿って都市や建物環境を整えるためのアートでありサイエンスである、という定義のもとに作品を作り続けています。インゲルスのエネルギーとなっているのは、絶え間なく変化する社会に適⽤が可能な要素としての建築プロジェクトを徹底的に分析する、情報管理のデザインという考えです。BIG は国際的に⾼い評価を受ける建築設計事務所として世界中で建築プロジェクトを⼿掛け、数々の賞を受賞しています。
カイレン