製品の特徴

ポール・ヘニングセンは、1926年に開発した3シェードシステムをベースに、何百ものランプをデザインし、照明のあらゆるニーズに対応する、比類なきクオリティーを実現しました。彼のランプの多くには、その器具のシェードサイズとその組合せを示す数字が使われています。PH3/3とPH5/5は「ホールナンバー」のペンダントと呼ばれ、それぞれ約30cmと50cmのトップシェードを中心で回転させて2枚目と3枚目のシェードの位置と大きさを決めています。つまり、「ホールナンバー」タイプとは、3枚のシェードに同一の対数螺旋を使った、PHランプの「基本形」とも言えます。「ホールナンバー」タイプでは、3枚のシェードの直径比率は、3 : 2 : 1となります。「ホールナンバー」タイプは、通常のPHシリーズと比べ2枚目と3枚目のシェードの広がり角度が大きく、下方の広いエリアに光を反射するため、高く吊るすのにも適しています。(注:しかし、トップシェードが金属の場合は、上への光を遮るので、壁面の高い部分や天井面には光を届けません。家庭で高く吊る場合は、単独ではなく、上方への光を補う他のランプと組み合わせると、美しい光のバランスが得られます。)一方、よく知られている「ハイブリッド」タイプは、2枚目と3枚目に通常1ランク小さなシェードを採用しています。例えば、ハイブリッドのPH 3/2は、PH3/3用の約30cmのトップシェードと、PH 2/2用のミドル及びボトムシェードの組み合わせです。ハイブリッドタイプは、テーブル上など特定の場所に光を集める「集光」タイプでもあり、低い位置で使うランプと言うこともできます。やや軽い印象を与える「ハイブリッド」タイプよりに比べ、「ホールナンバー」タイプは丸みを帯びて見え、PHらしさを保ちつつも、異なる印象です。PH 3/3とPH 5/5の光は、エレガントでモダンなデイニッシュ・クラシックとして、コンテンポラリーなインテリアに風格を与え、住宅のほとんどの部屋、あるいは、フラッグシップストアやレストラン、ホテル、ロビーなど、高天井の公共・商業空間で、現代のインテリアを新たな高みへと引き上げます。