製品の特徴

「AJロイヤル」は、コペンハーゲンのSASロイヤルホテル(現ラディソンコレクション)のために1957年にアーネ・ヤコブセンがデザインしたものの一つです。銅製のAJロイヤルペンダントは、中庭の後ろのスナックバー、1階のラウンジ、21階のパノラマラウンジに吊り下げられています。1960年にこの22階建てホテルがオープンしたとき、ニューヨークの摩天楼にインスピレーションを得た、コペンハーゲン初の本物の高層ビルが誕生したのでした。 ホテル開業当時は、AJロイヤルは単にAJペンダントと呼ばれていました。世界的に有名な建築家としてヤコブセンのデザインを特徴づけているのは、基本的な幾何学形状です。球状のセグメントを持つAJロイヤルは、ヤコブセンにとっての幾何学フォルムの最初のステップとして説明されています。AJロイヤルは、ヤコブセンがホテルのために開発した全体的なデザインコンセプトの一部で、このホテルからは多くのアイコニックなデザイン製品が生まれました。ヤコブセンは、SAS(スカンジナビア航空)のため細部までホテルを設計しただけでなく、ホテルのオリジナル家具やユーティリティアイテムのほぼすべてを設計しました。 1957年のAJランプ(テーブル、フロア、ウォールランプ)とともに、このランプはおそらく彼の最も知られたプロダクトデザインのひとつです。AJロイヤルはもともと、ライトグレー、ダークブラウン、ブラックの3色で生産されていました。今日、AJ ロイヤルはホワイトの1色で、発表当時と同じ2種類のサイズで販売されています。ホテル開業60周年にあたる2020年、ブラックタイプを再リリースし、ミニサイズのペンダントも登場しました。現在でも、AJ ロイヤルが放つクラシカルかつグラフィカルなデザインとシャープな魅力は少しも失われていません—ダイニングルームやオフィスなどを、下向きの滑らかでパーフェクトな光で照らし、シェードを通して上方に放たれる柔らかな光が、空間を穏やかな雰囲気で演出します。