コペンハーゲンのティヴォリ公園の回転木馬や宇宙船といった、回転する乗り物でいっぱいの遊園地からヒントを得たペンダント、スィルク。2016年の発売当初から楽しさにあふれたカラフルなペンダントでしたが、スウェーデン人デザイナー、クララ・フォン・ツヴァイベルクによるダイナミックなフォルムは、グレー・トーンの世界でも新しい魅力を見せてくれます。これまでのカラフルな3色に加え、2018年4月からスカンディナヴィア調のモノクローム・グレーが加わります。
2016年に発表したクララ・フォン・ツヴァイベルクのスィルクペンダントは、3種のサイズと3種の色合いの組み合わせで、大胆なデビューとなりました。カラフルなストライプは、速度が増すにつれて色が溶け合う回転物からクララがヒントを得たものです。今回、ルイスポールセンとフォン・ツヴァイベルクは、ペンダントのフォルムをより強調し、柔らかな輪郭に光と影が差したようなグレーのグラデーションを選び、このランプの新しいイメージを生みだしました。
「モノクローム・ヴァージョンでは、ペンダントの形状がより際立ちます」と、これまでのスィルクに新しい、落ち着いた仲間を加えようとしていたクララはそう言います。モノクロームのトーンはスィルクに繊細な表現を加え、彫刻的なフォルムの
インパクトが強まり、ユニークな輪郭を強調します。また、シンプルなスカンディナヴィア様式と呼べるような抑制された彩度は、北欧の内省的な魅力も感じさせます。
照明の枠を超え、視覚的経験となるスィルク
スィルクの独特なシェードのフォルムと内面の白いマットな塗装は、下向きに直接光を放ち、柔らかく明るい光を直下に集めます。フォン・ツヴァイベルクも、その反射光の効果を指摘します。「テーブルの上にこのペンダントを吊り下げると、光はテーブル表面で反射されてランプ自体に向けて跳ね返り、ランプの輪郭に別の色合いを帯びて見えます。」 このような光の相互作用は、ペンダントが空中を回転する感覚と、遊園地からフォン・ツヴェイクベルクが得た最初のインスピレーションを連想させます。
外観はマット状の塗装仕上げによって柔らく見せていますが、シェードの材質はアルミニウムです。スィルクのシェードは頑丈で、メンテナンスも容易なため、キッチンやバーカウンター、調理台の上、子供部屋、エントランスなどにも最適です。異なるサイズを高さ違いに吊り下げたり、あるいは一列に並べたり、複数をまとめて吊り下げることもできます。
明かりを消している時は、「ランプを見上げると、熱気球の真下にいるかのような錯覚も覚えます」とフォン・ツヴァイベルクは言います。シェードの途中が外側に広がり、底部に向かうにつれて再び狭くなるフォルムを実現するには革新的な製造技術も必要で、外側を複数のトーンで正確に塗り分けるプロセスも、複雑を極めました。「最初のランプデザインでルイスポールセンの開発チームと一緒に仕事ができたとこが、何よりも幸せでした」と、フォン・ツヴァイベルクは言います。「彼らは、アルミを回転成型させて作る形状を1つのピースで作り、さらに、塗装色の切り替えが曲面でも正確に行えるような、特別な方法を考案しなければならなかったのです。」
新しいモノクローム・グレーは、直径150、220、380mmの全3サイズで展開します。 E 26サイズのソケットを持つスィルクは、現在利用可能なすべてのLED光源に対応し、設置場所に最適な光を、自由に選択できます。
モノクローム・グレーのスィルクペンダントは、2018年4月に発売します。
クララ・フォン・ツヴァイベルクについて
クララ・フォン・ツヴァイベルクはスウェーデンのストックホルムで生まれ、ストックホルムのベックマン・スクール・オブ・デザインと米国パサデナのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインでグラフィックデザインやイラストを学びました。ストックホルムを拠点とするデザインスタジオRivieranの創設者兼パートナーとして5年を過ごした後、ミラノのLissoni Associatiでシニアグラフィックデザイナーとして4年間勤務し、その後ストックホルムに自身のスタジオを開設しました。ここでは、紙やカラー、タイポグラフィ、フォームを含むグラフィックスやデザインを扱っています。彼女のプロジェクトには、視覚的なアイデンティティ、写真芸術の方向性、そしてHayやルイスポールセンなど、企業のプロダクトが含まれます。
フォン・ツヴァイベルクの作品は国際的な評価を受け、2016年のBruno Mathsson Award、2016年のRUM Designer of the Year Award、2012年のWallpaper Design Awardなど、多数のデザイン賞を受賞しています。
ルイスポールセンについて
1874年に創業したデンマークの照明器具メーカー、ルイスポールセンは、デザインと光の両方を追求した製品を作り続けています。デザインのすべてのディテールが役割を持っており、すべてのデザインは光に始まり、光に終わります。ルイスポールセンは、住宅、建築、ランドスケープのための、屋内と屋外両方の照明ソリューションを世界中で提供しています。ポール・ヘニングセン、アーネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン、 オイヴィン・スロット、アルフレッド・ホーマン、佐藤オオキ、 ガムフラテーシといったデザイナーやアーキテクトとの密接なパートナーシップによって、ルイスポールセンは世界の照明のトップ・ブランドのひとつとしての地位を築き、コペンハーゲン、ストックホルム、マイアミ、オスロ、ロサンゼルス、東京、デュッセルドルフにショールームを置き、グローバルな事業を行っています。
スィルク ペンダント モノクローム・グレー 2018年4月発売
(既発売色: カッパー・トップ、イエロー・トップ、レッド・トップ)
デザイナー: クララ・フォン・ツヴァイベルク
電球: E26 LED電球 (同梱)
LED電球は白熱40W相当(φ150タイプ)、60W相当(φ220タイプ)、100W相当(φ380タイプ).
色: モノクローム・グレー、カッパー・トップ、イエロー・トップ、レッド・トップ.
材質/仕上: アルミ、塗装仕上.
サイズ: φ150/220/380、H189/295/478mm (3サイズ).
質量: 0.5/0.7/1.5.kg
税抜価格(LED電球同梱):
35,000円 (φ150) / 49,000円 (φ220) / 70,000円(φ380)
Press release, January 2018