多面体、球、曲線にたいするエリアソンの関心は、彼のスタジオチームの何年にわたる幾何学の探求に見られるように、現代建築、アート、デザインに支配的な硬直思考に取って代わるものを創りだし、人間を五感の麻痺から解放する形式を見いだしたい、という欲求から生じています。環境がもたらす感情的・身体的効果への関心を深めることが、エリアソンがルイスポールセンのために作りだしたランプの核心です。
オラファー・エリアソン、OE クワジライトについて(Wallpaper 2019年5月号)